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夢の小箱<Coffre de rêve>へようこそ!
  • 最初にお読みください
    夢の小箱<Coffre de rêve>へお越しいただきありがとうございます。映画でも小説でも漫画でもハッピーエンドになるお話が大好きな管理人の“るるろん”と申します。こちらは少女漫画(花より男子)に登場する花沢類を主軸に広がった空想夢小説置き場として公開させて戴いております。私的な夢想・空想であり、原作から逸脱した内容も多々ございますので、不快感を抱かれるかもしれません。それを許容できる方のみ記事へとお進みくださ... 続きを読む
  • Comme la magie(魔法のように)
    仕事を終えて帰宅。時刻は午後6時。手早くシャワーを済ませ、ミネラルウォーターをグラスに注ぎソファーに身を預ける。まともに定時で帰宅できたのは何日ぶりだろうか。親父の肝いりで1年前から始動した事業。半年前、陣頭指揮を執っていた親父が胃がんで倒れたせいで俺がそのあとを引き継ぐことになり、単身、パリに赴任した。花沢の後継者としてそれなりの実績はあってもまだまだ若輩者。経験の浅さが仇となって暗礁に乗り上げ... 続きを読む
  • 蓮の香り
    なだらかな稜線が続き麓にはゆったりと流れる川水は底が見えるほど透き通り川魚がスイスイっと泳いでいる広い河原は柔らかな萌黄そこかしこでタンポポが揺れスミレは首を傾げ低い土手では草花の合間につくしんぼが顔を覗かせている土手には桜並木が両側から土手道に被さるように続き終わりも始まりも見えない薄紅色のトンネルになっている待ち合わせの時間には早すぎたのかそれとも遅れてしまった俺を待ちきれず立ち去ったのかそこ... 続きを読む
  • 追憶
    俺の誕生日は桜が満開の頃だ。庭の桜は美しく咲き誇り風に揺れると咲き切った花の花びらがちらりほらりと舞い降りてくる俺の髪に舞い落ちた花びらに気付いた君が細い指先でそれをつまみ大事そうに手帳に挟みながら言った「桜も誕生日を祝ってくれてるみたい。今日の思い出にとっておくね…」「俺も…」君の髪に舞い落ちた花びらをそっと摘み取り手帳に挟んだ君は束の間、意外そうな顔をしたあと花が咲くような笑顔で俺を見た…あれは... 続きを読む
  • 木春菊(もくしゅんぎく)3
    祭りの余韻は仄かな灯りのように心を温めてくれる。その温もりが冷めないようにあんなことがあった、こんなことがあったと話しては繰り返し余韻に浸る人達。彼らを何処か冷めた目で見ていた俺はもう、何処にもいない。祭りを楽しむ自分を知ったから。パークを出て迎えの車を小さな公園で待つことになった。平日でも来園者が帰る時間は電車も駅もラッシュアワー並みに込み合うから。牧野がマーガレットにどんな気持ちを込めたのか気... 続きを読む